中編 たあ坊の口元にならってみよう


サンリオ・キャラクターの「たあ坊」が体現してる、健顔のコツを探る 中編です。
前編は、こちらからお読みください。

まずはビジュアルから掴んでいただきたいので、まずは是非こちらのサンリオサイトから「たあ坊」をご覧くださいね。

次は、たあ坊の口元をならってみよう

さてさて、”ちょっとお顔が上向きの姿勢”…の次に、たあ坊で注目して頂きたいのは、”力の抜けた口元”です。
たあ坊と言えば、いつも目元も口元もニッコリしていて、力が抜けています。実はこれも、じょうずに健顔するための大事な秘訣なんです。

皆さんは、健顔中、どんなお顔、どんな表情をなさっているでしょうか。ちょっと思い浮かべてみてください。
頬や口まわりの肌が動いてしまわない様に、ついつい、しっかりと力を入れて唇を結んでいらっしゃいませんか?わざと頬を膨らませて健顔している…という方も、いらっしゃるかもしれませんね。

唇に“ンッ”とリキが入っている方も、頬を膨らませている方も、はたまた どんなお顔で健顔しているか気にしていなかった方も、今夜からは、是非口元から、たら~んと力を抜いてみましょう。
半開きになっていいんです!いえ、むしろ半開きにして頂きたい。それ位、脱力してみてほしいのです。

たらりと“力の抜けた口元” で健顔すると…

口元からたら~んと、力を抜いていただきたい理由は3つ。

1つ目:”力が入った肌をほぐす”のは、そもそも、とても難しい

皆さんも肩凝りさんの肩を揉んであげようと思った時に、肩にギューッと力が入って緊張していたら、ほぐせませんよね。「まずは力を抜いてみて…」と声を掛けたくなりますね。お肌だって、同じです。お肌からも力を抜いてあげてください。

お顔に力を入れてないと、お肌が揺れて健顔しづらい時は、手の圧が強すぎてしまっています。揺れない程度に、圧を弱めてみましょう。

そして”マックスに引き伸ばされた状態の肌をほぐす”というのもまた、至難の業。肌は無理矢理引き伸ばされると、逆に緊張してしまうからです。なので、頬をぷくッと膨らませて健顔すると…窪みがなくなりクレンジングしやすそうに見えるかもしれませんが、実は、かえって肌は緊張し、ほぐしづらくなっています。

お口から力が抜けると、お顔の下半分全体から力を抜く事ができるんです。ということは…、お顔の下半分に、より効果が期待できる、という訳ですね。わざわざ茨の道を歩む必要はありません。楽できるところはラクしましょ。

皆さんの手でほぐしやすい状態は、ほぐされる側のお顔の力の入れ具合でもつくれますよ。

2つ目:口まわりには”ポカンと半開きにしなければ触れることができない場所”が存在する

それが、上下の口角のつなぎ目。口紅を塗る時に紅筆を差し込まないと、色がつけられない、あの場所です。
この一番奥の場所まで忘れずに、ほぐしきってあげてください。
健顔していると、唇の色は、本来の綺麗なピンク色に戻っていきますが、どうしても唇のスミは取り残されてしまいがち。でも、この部分までほぐして頂くことで、ピンク色がフチまで揃うようになります。
健顔で唇のケアもしているのに、なかなか皮むけがとまらない…という方も、是非この一番奥の場所まで忘れずに ほぐしてあげてくださいね。唇がきちんと面で揃うようになり、皮むけがおさまっていきますよ。

こうした効果は唇だけに留まりません。次の3つ目でもお話しするように、効果は、唇周り、お顔の下半分全体にも…。

最後に3つ目:肌を解放して、触れやすい状態にして ほぐそう

唇に力が入ると、口角近くだけでなく、お顔の下半分に肌が寄ったり、縮こまったり、緊張する部分ができますので、触れづらい部分が生じてしまうんです。
例えば、顎の梅干しさん。リキむと出現しますが、ボコボコしてしまって、途端に触れづらく、ほぐしづらくなりますね。
健顔は「触れてナンボ」 「ほぐしてナンボ」です。力んでしまったばかりに、肌が寄ってよく触れられない(=よくほぐせない)だなんて、もったいない!
お顔の下半分は、老廃物が溜まりやすい場所。特に大切に触れて頂きたい場所ですから、是非力を抜いて、お口周りの肌を開放して、キメの1つ1つまで触れるつもりで ほぐしてあげてください。
法令線や、お顔の下半分のもたつき・ゆるみが気になる方、顎に梅干しさん永住の方も、肌のほぐれ度合いが良くなり、老廃物の抜けが増しますので、お肌の変化・形の変化のスピードも加速しますよ。 

そして、皆さんの中に、お口を閉じた状態だと口角横の肌は滑らかだけど、お口を半開きにした状態で触れると口角横がザラザラ、ブツブツしてる…という方はいらっしゃいませんか? 
その凸の正体は、肌の詰まりです。見過ごされがちな隠れた詰まりも、お口をゆるめて無理なく肌が解放された状態で健顔して、出口をつくってあげると、徐々に詰まりが抜けて、滑らかな肌に戻っていくことができます。
肌状態によっては、ゴロゴロとした大きな塊が出てくることもありますが、楽しくなりすぎて クレクレ星人 にならないように、お気をつけくださいね。

大事なことなので、最後にもう一度

お肌は最大限まで引き延ばさないこと。お口を大きく開ききるのではなく、軽くゆるめて、たらんと半開き、です。
文字で書くと字面が美しくなくて、ちょっとお恥ずかしい限りですが…、実践すると美しさが増すのは保証つきですので、是非ご一緒にどうぞ。「あら、ちょっとうたた寝したら、お口が開いちゃったわ…」というような、脱力ぶりが理想です。

サーフェス・クレンジング・クリームでのお手入れ時だけでなく、洗顔中もお口をゆるめてして頂くと、より抜けが良くなります。次に入滴する収れん化粧水の入りも増しますよ。
(口内にクレンジング・クリームや洗顔料の泡が入ってしまわぬよう、ご注意くださいね。もし入ってしまった場合は、飲み込まず、よく口内をすすいでください。)

ドロップしよう

・・・そんなこんな話を、健顔研究所にいらっしゃるお客様にもお話ししたりするのですが、あるお客様が「力を抜くと言えばね…」と、面白いお話をしてくださいました。海外で歌のレッスンを受けていらっしゃる その方は「色んなところについリキが入っちゃうの」だそうで、脱力のためのアドバイスとして、その歌の先生から「Drop the jaw (顎を落として)」とよく言われるのだそうです。

顎を落とす…。なるほど!素晴らしいアドバイスだと思いました。
顎の重みを重力に任せて、ドロップしたら……とっても良い「お口ぽかん」になりますね。試してみると分かります。顎って結構重たいですから。

少し前まで、エイジングサインは真っ先に、目元に来ていました。でも、食生活の変化もあり、昨今では、エイジングサインは、目元ではなく、お顔の下半分、特に口角横の膨らみやフェイスラインの重みに、肌のメタボ症状として顕著に現れるようになり、お顔下半分のケアの重要性は より増しています。
たあ坊にならって、顎を落としつつ、お顔の下半身ケアをスイスイ進めちゃいましょう。


「Drop the jaw(ドロップ ザ ジョー)」 う~ん、流行らせたい!
さぁ、皆さんもご一緒に(^^)

さてさて、まだまだ終わりません。後編(3月末に掲載予定です)へ続きます。