食事に気をつけても、期待したほど肌は変わらない…。
良くない物を食べれば、肌は悪化するけど、じゃあ良い物を食べたからといって、肌が良くなる訳でもない…。
そう感じたことは、ありませんか。
食事を整える方法や考え方は、人によって様々でしょう。
ただ、どのような方法を選ぶにしても、肌を変えたいのなら、「順番」があるんです。
まずは、良いものを取り入れるよりも、肌が不要なものを外へ出せるようにすること。
順序を違えると、せっかくの努力が、思うように肌の変化へつながらないことがあります。
その「順番」を考えるために、まずは身体と肌の「流れ」を見てみましょう。
身体も「川」、肌も「川」。それが本来の姿
口から頂いたものは、身体の中に取り入れられ、必要なものは使われ、不要になったものは外へ出されていきます。
取り入れ、巡らせ、外へ送り出す。
身体は、絶えず水が流れる「川」のようなものです。

流れがあるからこそ、川は澄み、清流でいられる。
身体も同じです。これが、人間に本来備わる「自浄作用」です。
食生活を見直したり、いわゆる「腸活」で腸内環境を整えたりすることは、この身体の「川」を整えるための、大切な取り組みです。
食べ物から頂いた栄養は、血液によって全身を巡り、肌へも届けられます。
けれど、身体の内側が整い、良いものが肌まで届けば、それで肌が変わる…とは限りません。
なぜなら、肌もまた、ひとつの「川」だからです。

血液によって運ばれた栄養を受け取りながら、それを糧に新陳代謝をおこない、役目を終えたものを外へ送り出していく。
肌にも、入ってくる流れと、出ていく流れがあります。
この流れもまた、肌に備わる自浄作用です。
その流れがきちんと働いている「川」の肌であれば、身体に良くないとされる食べ物を多少頂いたとしても、それすらも流していくことができます。
けれど、その出口がせき止められたら、どうなるでしょう。

身体の「川」から、どれほど良いものが届けられても、肌の出口がせき止められていれば、不要になったものは外へ出られず、肌の中にたまっていきます。
「川」だった肌は流れを失って、やがて「池」、ひいては「沼」のような状態になっていくのです。

「池」に、どんなにきれいな水を注ぎ続けても、出口がなければ「川」にはなれません。
きっと、よどむでしょう。にごるでしょう。溢れることだって、あるかもしれません。
食生活や腸内環境を整えることが無駄なのではありません。
身体の「川」を整える努力を、肌の変化へとつなげるためには、肌の「川」もまた、流れる状態にしておく必要があるのです。
では、本来「川」であるはずの肌が、なぜ「池」のような状態に陥ってしまうのでしょうか。
そこには、現代ならではの肌事情が関係しています。
肌の「出口」をふさぐもの
現代人のお肌は、「詰まっている」方が多いのです。
必要以上の保湿や日焼け止めで、肌を塞いでしまっています。
女性の場合は、下地やメイクで、さらに毎日肌を塗りこめている方も多いですね。
初めて施術にいらっしゃった方の肌が、化粧品の皮膜でコーティングされてしまっているケースも年々増え、低年齢化していると感じます。
そうやって肌にフタをし続けると、今度は、外へ出られなくなったご自身の老廃物が蓄積していきます。
こうして、本来持っていたはずの肌の「川」の流れ-自浄作用-を、私たちは自ら、どんどん削いでいってしまうのです。
食生活の変化とともに、肌も変化してきた
もちろん、食事が肌に影響することも事実です。
食生活が欧米化していく中で、世の中の肌そのものが変わっていく様を、健顔は見てきました。
米澤先生が健顔を始めた1970年代には、年齢を重ねると、しぼむようにシワになる方が多かったものですが、徐々に、そういう方は少なくなりました。
今は、しぼむというより、むしろお顔が膨らむ方が増えています。
現代人の肌は、いわば「肌メタボ」。
膨らむから、重みで下がる…だから「たるみ」や「ゆるみ」、「形」の悩みが多いのです。
昔は、エイジングサインの悩みの筆頭は、目周りのシワでした。でも、今は違うのです。
まずは、肌を「川」に戻すことから
そして、腸の状態が肌に反映される、という考え方もありますね。
腸だけではありません。身体のさまざまな臓器や部位の状態がお顔に表れるとする健康法や養生法も、数多く存在します。そうした先人たちの叡智は、大切にしたいものです。
ただ、現代人のお顔やお肌が、さまざまな臓器、部位の状態を正確に映し出せるほど、クリアな状態にあるかどうか…。
今のお肌は、表面を塞がれ、さらに内側にも不要なものを抱え込んでいることが多いのです。
腸内環境から肌を変えたい時も、肌を通して身体の状態を見ようとする時も、まずは、肌の詰まりを解くこと。
肌に「出口」をつくり、本来の「川」の流れを取り戻してから、そこへ、より良い血液、より良い栄養を運ぶ。
-それが、健顔研究所が考える、肌を変えるための「順番」です。
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